バイトメンバーがばっくれると周囲は大迷惑
アルバイトをしていると、たまに無断で「ばっくれる」人が発生します。
通常なら、アルバイトでも辞める時には2週間ぐらい前に辞めたい旨を伝えて、引き継ぎなどできるだけ自分が辞めた後にも仕事がスムーズに進むように配慮するものです。
しかしばっくれる人は、シフトが入っているのに出勤せず、何も言わずに勝手に辞めてしまいます。
多くの場合、「つまらない」「続ける気が起きない」「面倒だからやめたい」などアルバイトに対してマイナスの意見を持っていることが多いものです。
アルバイトとは言え、職場ではアルバイトも含めて職場のシフトを組んでいますから、1人がばっくれてしまうと他のスタッフにしわ寄せがきてしまいます。
本来なら2人でカウンター業務をするところを1人だけで回すことになったり、1人で対応する業務を任せられていたアルバイトがばっくれると、他の業務をするはずのスタッフが穴埋めをしなければならず、職場の営業や運営に大きな影響が出てしまいます。
アルバイトのばっくれは、シフトスタッフの規模や人数に関わらず周囲への迷惑行為です。
ばっくれた後にそのまま辞めるなら、おそらく二度とその職場には足を運ぶことはできないでしょう。
また、ばっくれた後に出勤するならひどく叱責されても仕方ありません。
ばっくれには大きな代償がついてくることを、きちんと理解しておきましょう。
大変なのは穴埋めだけじゃない
バイトがばっくれると、スタッフは穴埋めする作業に追われてしまいます。
すぐに代理が見つかれば良いですが、見つからなければその日の業務や売り上げにも影響が出るでしょう。
また、人手不足の職場なら求人募集をしなければいけないかもしれません。
しかし、業務の穴埋めをすることだけがアルバイトのばっくれで周囲にかける迷惑ではありません。
ばっくれたまま辞める際には、その際の事務手続きも必要です。
例えばお給料の支払ですが、ばっくれるという形で辞めた場合でも働いた分のお給料は受け取ることができます。
しかし、必ずしもばっくれた側にとって有利な銀行振り込みではないかもしれません。
あてにしていたバイト代が振り込まれていなければ、受け取るためにバイト先へ電話しなければいけないでしょう。
法律的には、どんな方法でもお給料を支払えばバイト先が処罰を受けることはありません。
そのため、振り込みではなくて手渡しに変更する可能性もあるでしょう。
ばっくれという嫌な辞め方をした後でお給料を受け取るために職場へ足を運ぶというのは、なんとも気まずいものでしょう。
また、制服などの貸与物はどんな辞め方でも職場へ返却しなければいけません。
これは郵送でもOKですが、面倒だからといって返却しないと、最悪の場合窃盗罪で訴えられるリスクがありますから、注意してください。