常連さんのお好みは覚えよう
カフェやレストランなどの店舗には、頻繁に足を運ぶ常連さんがいるものです。
どの人が常連さんなのかは、既にアルバイトの先輩がいれば、教えてもらうことができるかもしれません。
しかし教えてくれる先輩がいなければ、その来客が常連さんかどうかは、自分自身で見極めなければいけません。
誰が常連さんかを見極めるには、まずその人の特徴を覚えることから始めましょう。
目を見張るほどの美人やイケメン、有名人などはすぐに覚えられます。
しかしそうでなくても、子連れの親御さんとか、ハイセンスな着こなしが素敵な人、ダンディなおじさんなど、その人の特徴をさりげなく観察した上で覚えていくのです。
そうすることで、そのお客さんが何回か足を運べば、自然に見分けられるようになります。
常連さんの多くは、いつも同じ曜日や時間帯に足を運んでくれます。
そのため、いつも同じ勤務時間で働くなら、常連さんを見分ける事はそれほど難しくないかもしれません。
バイトに慣れてくると、こうした常連さんのオーダーを自然に覚えてくるものです。
ですが常連さんでも、その日の気分でオーダーするものが違うという人もいれば、毎回同じものをオーダーする人もいます。
ですから、なれなれしく「今日もXXでよろしいですか?」と押し付けるのではなく、常連さんの注文状況を観察し、毎回必ず同じものを注文する人だと分かったうえでなら先読みして接客するという方法もアリかもしれません。
会話をする仲になればバイトが楽しい!
常連さんの中には、ドリンクなどにこだわりを持っている人もいます。
例えばシロップはいつも2杯とか、コーヒーはブラックで飲むなど、こちらが予想した通りの注文をしてくれる人がいたとしましょう。
そうした常連さんに対しては、「シロップは2杯でよろしかったですか?」のように、常連さんであることを自分が認識していて、いつも通りの注文方法で良いでしょうか?というお伺いを立てるという方法もアリです。
こうした小さな会話が少しずつ発展し、そのうちちょっとした会話をする仲になるかもしれません。
もしかしたら、会話の中で常連さんの名前を覚えられるかもしれません。
その常連さんが来店した際、「いらっしゃいませ、山田様」のように挨拶をすれば、相手も気持ちよく時間を過ごしてくれるかもしれません。
会話ができる常連さんができると、アルバイトがとても楽しくなるものです。
常連さんにとっても、その店に行けばあなたがいると思って来店を楽しみにしてくれるかもしれません。
店にとっても、バイトと常連さんに人間関係が生まれることは大きな利益につながります。
バイトで感じられるやりがいや充実感も、きっと大きくなることでしょう。