メンテナンスの基本が洗車
バイクのメンテナンス方法にはいろいろとあるのですが、最も簡単で基本的なことが洗車です。
バイクは車と違ってむき出しになっている部分が多いので、きちんと洗車をしないと汚れなどが目立ってしまいます。
洗車にもいろいろな方法があるのですが、基本的なことは水で汚れを洗い流すことなので、汚れやすい部分は念入りに行うのがよいでしょう。
できれば洗車グッズを利用して行うのがよいのですが、無理に購入する必要はありません。
しかし、中には数百円で購入できるような安い物もたくさん販売されているので、購入した方が効率よくきれいに洗車を行うことができるでしょう。
ただ洗車を行うとは言っても、むやみやたらに水をかければよいというわけではなく、水を直接かけてしまうとあまりよくない部分もあるので、注意して作業をしないといけません。
洗車を行うときの手順
洗車を行うときには、効率的に行うための手順があります。
もちろん多少は順番を変えても問題はありませんが、順番通りやるべきこともたくさんあるので覚えておきましょう。
まずはバイクを水でしっかりと濡らし、汚れがしっかりと浮き出るようにしておかなければいけません。
できれば洗剤を使って掃除をするべきですし、場所によってはブラシでこする方がよい場合もあります。
ただし、ブラシは柔らかい素材の物を使用しないと、傷が付いてしまうこともあるので注意しましょう。
洗剤もどれでもよいというわけではなく、洗車用の物を使用するのが一般的です。
汚れが取れにくい部分や、細かい隙間などは歯ブラシを使用するとよく汚れが取れますし、新品の歯ブラシは固いので、使い古したものがよいでしょう。
洗うときには上の部分から洗うようにして、徐々に下の方を洗っていくと、洗っている途中でまた汚れてしまうということがありません。
最後は洗剤をしっかりと洗い流して終了なのですが、ここで1つ注意しておくべきことがあるのです。
それは水をきちんと拭き取ることなのですが、きちんと水を拭き取っておかないと錆の原因になってしまうので、必ず行わなくてはいけない作業です。
水を直接かけてはいけない部分もある
洗車を行うためには、水を用いてバイクにしっかりとかけることが重要なのですが、全体に勢いよく水をかけてはいけない部分も存在しています。
それは電気系統やマフラーの中、サドルなどですが、電気系統の部分やサドルは濡れた布巾や汚れを取る専用のシートを用いて行うとよいでしょう。
マフラーの中は特に作業を行う必要はありませんが、気になる場合には入り口部分だけを軽く拭く程度にしておくべきです。
また、走行してすぐの状態で水をかけると蒸気が発生するので、マフラーなどの熱が取れるまで待ってから行うようにしましょう。