基礎的なボイストレーニング
アカペラであろうがカラオケであろうが、まず基本的な発声が出来なければ始まりません。
とりあえず基礎のボイトレをしましょう。
ボイストレーニングは、ジャンルやレベルによって様々なものがありますが、アカペラをやっていくうえではまず音程が合わせられなければいけません。
そこでまず行うべき練習が、ユニゾンの練習です。
ユニゾンの練習の1つとして、普段聞いている音楽に合わせて歌う、という方法があります。
「そんなこといつもやっているよ」と思われるかもしれませんが、一音一音全て正しく歌えているでしょうか。
音程が一切ずれることなく完璧に歌える人は、相当な上級者です。
音程に注意して歌ってみたら、意外と自分が音を外していることに気が付くはずです。
音が外れていることに気が付いたら、音源を巻き戻し、合うようになるまで何度も練習してみましょう。
基礎的ですが、音程のコントロールの良い練習になります。
ピアノとハモる練習
ユニゾンで歌うことができたら、次はハモリの練習をしていきます。
いきなり主旋律に対するハーモニーを歌うのは難しいので、まず聞こえている音と違う音を歌う練習をしなければいけません。
有効な練習方法が、ピアノとハモる練習です。
いきなり音源に合わせてハモるのはハードルが高いので、自分のペースで音を合わせる練習ですね。
まずピアノを用意するのですが、そう簡単に購入できるものではありません。
ハモリの練習に使うピアノはスマホのアプリで十分でしょう。
無料のアプリがたくさんあるので、ひとつをダウンロードし、鍵盤で「5トーンスケール」を奏でます。
5トーンスケールとは「ドレミファソ」のことだと思ってもらって大丈夫です。
鍵盤でドレミファソと弾きながら、自分はドの音を歌い続けるのです。
次は逆に、鍵盤でドの音を出し続けて、自分がドレミファソを歌います。
そうすることで、グループでのアカペラに欠かせない、聞こえている音と違う音を歌う能力を鍛えることができます。
ハモリの練習動画を使う
YouTubeやTikTokなどに、ハモリの練習動画がたくさんあります。
主旋律だけを歌ってそれに合わせてハーモニーを歌う動画や、ハーモニーだけ歌って主旋律を歌う動画などです。
中にはプロのボイストレーナーがレッスンを交えてハモリを解説してくれている動画などもあり、お金を出さないで観るのが申し訳ないほどです。
TikTokではコラボ機能を使って、自分のハモリを動画に出来るので、他人に見てもらえるチャンスにもなります。
録音しないと客観的に聞けないですし、他人からのフィードバックを貰うのもとても大事です。
SNSではそれが容易にできるので、活用するべきでしょう。