春に体調が崩れる理由
春に体調が崩れやすくなる原因はいくつかありますが、季節が変わることによる寒暖差が大きな原因と言えるでしょう。
冬から春への移り変わりは厄介で、寒い日と暑い日がごちゃ混ぜになる期間が長いです。
着る物や部屋の温度調節を間違えてしまい、寒すぎ・暑すぎの経験をする人は多いでしょう。
また、体温調節は体内の自律神経も頑張っています。
自律神経も体温を一定に保とうと毎日頑張るので、消耗してしまうのです。
生活の変化の多さも体調不良の原因で、3月から5月は、卒業や入学、人事異動などが多い時期です。
その変化の中にいる人は、自分で思っているよりもたくさんの体力を消耗します。
自分に直接的な変化が無くても、家族や仕事場などの身の回りでは変化があります。
それに対して知らず知らずのうちに体力を消耗してしまっているのです。
これらのストレスに追い打ちをかけるのが、アレルギーです。
春は花の開花と偏西風の影響で、花粉が多く飛びます。
スギ、ブタクサ、白樺など全ての花粉アレルギーを考えたら、アレルギーを持っていない人の方が少数派でしょう。
アレルギーでくしゃみと鼻水、目のかゆみなどに耐えながら生活をするのは大きなストレスです。
薬を飲めば大部分は解決するのですが、薬もお金がかかりますし、眠くなるなどの副作用もあります。
体調不良を乗り越えるための対策
これらの春の体調不良に対しては、やはり身体の基本的な免疫力を維持しておくことが最も有効な対策と言えます。
エナジードリンクや疲れをごまかすタイプのサプリメントは一時的な解決にはなりますが、長期的な解決にはなっていません。
春のストレスに負けない頑丈な身体作りが、遠回りに見えて最も近道な解決策なのです。
身体づくりの基盤になるのが、良質な睡眠です。
年度末、年度始めで睡眠時間の確保が難しいですが、毎日ベッドか布団で眠るようにしましょう。
睡眠時間は8時間確保できれば理想ですが、なかなかそうはいかないでしょう。
その場合は睡眠の質を高めていきます。
衣服、室温、照明、音など、少し気を付けるだけで快適な睡眠を確保することができます。
身体を動かすことも重要で、「疲れているのに、身体を動かすのは逆効果なんじゃないの?」と思うかもしれませんが、そうとも言えません。
確かに疲れている体でジムで2時間の筋トレを毎日行ったら、体調を悪化させるかもしれません。
しかし、朝の15分のウォーキングや寝る前のヨガなどの軽い運動は血行を良くし、自律神経を整えるので、疲れを軽減させてくれるのです。
疲れていると動きたくなくなりますが、実は疲れているときこそ体を積極的に動かしたほうが体のためには良いのです。